season

哀れ蚊と呼ぶには、まだ早いかもしれないけれど、耳元で羽音がしても殺虫剤を使うのをためらいました。

猛暑のせいかおかげか、家にいわゆる不快害虫を殆ど目にしなかったこの夏だったけれど、
どういう加減かその日はGBも出て、反射的に退治しましたが、してやった という思いより残った後味の悪さが、いつもより多くありました。

かつて家事のひとつだったウチの代々のカブト虫の世話をしてきたことや、飼育員をしていた時にそれらの対処に迫られて鍛えられたことで、
築35年の古い家で、不幸にもそれらに遭遇しても、きゃー とは言わないでいられる体質ではあります。

自分が幼い頃もどちらかというと植物図鑑よりも昆虫図鑑を眺めるのを気に入っていました。実際に紋白蝶の羽化を期待してキャベツ畑で青虫を沢山取ってきて虫かごを眺めるとか、その頃私の身近には、子どもが駆け回るほどの空地も多くあってバッタを追いかけたりもしたものです。(青虫は蝶にはならず、蛹にもならず、アシナガバチに変化したので、それはそれは大変なショックを受けましたっけ)

…話が散らかってきました…

蚊や小蝿、カブト虫に似たあの虫への対処にも、最近は妙に必要以上に感傷的です。
私自身が秋にきているのかなあ…
であれば、物悲しい気分はほんの少しにして、いま手にしているものに実りを、誇りを見出したいものです。

さて、元気出そ。


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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