カードの正逆
ひとの性格を語るとき長所短所が表裏一体であるように、
ものごとも視点を変えることで見え方が変わるように、
タロットカードには元来いいカード、悪いカードというものはありません。
カードリーディングをしていて、頭に入れておかなければならないことは、カードの正逆の象意を優先しない、ということです。カード本来の性質;そのカードがなにを象徴するものなのか ということを優先させるべきなのです。
タロットカードに触れはじめて間もない方が、カードを読もうとするとき、正逆で反対の意味になると捉えてしまいがちです。カードの正逆による意味に捉われてしまいがちです。
ところが、正位置(=アップライト)に出たカードが必ずしもその占的(=占いの命題)にとってプラスの働きをするものではなく、同時に逆位置(=リバース)に出たカードがマイナスの働きをするものではないことがよくあります。
占的に対してひとつの答えを導くために何枚かのカードを使う理由がここにあります。
(1枚ひいてメッセージを得ようとする”ワンオラクル”が、実はいちばん熟練を要します)
カードはスプレッド(=カードの置き方、デザイン)のなかで、互いに絡み合い影響しあうもので、現状を顕すカードが”このままいけば”こうなるだろう という未来予想のカードに紐づいています。
”このままいけば”こうなるだろう
占的にとってマイナスな未来が導き出されているのなら、現状を示したカードに必ずその原因を見いだせるはずです。マイナスな未来が示されてしまった時、マイナスな未来を顕在化させない方法が同時に示されているのです。タロットカードはここで、過去から繋がる現状を明確にし、在りたい未来に向かうための方法を得るツールとなり得ます。
占師であるのに私が『当てる』ということに懐疑的な姿勢を持っているのは、
タロットカードが未来の指針にさえなる力を有しているからです。
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