”風のごとく”さんの経済事情・・part5

今回のケースはブログメニュー『体験占い』にお寄せいただいたものです。

占日時　2014/08/21

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”風のごとく”さんの経済事情・・part1

”風のごとく”さんの経済事情・・part2

”風のごとく”さんの経済事情・・part3

”風のごとく”さんの経済事情・・part4

part2の、占断データをご参照ください。

彼が絶望することに頷ける状況が、4室「デス」、6室「皇帝R」、8室「タワー」12室「戦車R」に出ています。

「デス」は、彼がルーツたる父親がないことを示し、「皇帝R」はその自営の仕事が思うように展開していないこと、その反対側「戦車R」は、仕事の先行きに障害が多いことを示し、且つ競争に負けてしまいそうであること、そして彼自身の潜在意識に（ネガティブな）（ルーザーとしての）思い込みが強くあることを示します。

そして、8室の「タワー」。8室は2室；金運に対し、他から入るお金のことや借金を示し、この2階の展開に先立ってのワンオラクルが「タワー」であったことからも、彼のこの問題には多額の負債が問題の根源であり焦点であることを示しています。「タワー」の出来事に遭遇してしまった時、ひとは自身の足元が音を絶てて崩れ、絶望や動揺に晒されます。でも、そのなかで、できる限りの冷静さを以て、どうすれば次に進めるかを、考えてみることが何より大切で、それができたなら、未来の視点から振り返るとき、この「タワー」は『（破壊的；抜本的）転機』になるはずなのです。

さて、カードの関連から紐解いていくと、4-13-10、社会的立場を顕す10室に、ケルティッククロスの最終カード；「女帝」が示されています。このとき、4室「デス」は、競売にかけられている家・不動産についてそれを覆すすべはないことをも顕すのでしょう。でも、「デス」はアップライトで『生と死』を象徴するカードであり、『停止』が第一義ながら、『方向を180度転換しなさい』と教えてくれるものでもあります。

家を手放すことは諦めなければいけないのでしょう。ですが、13-8をみれば、家を手放す覚悟をすることが、それを受け入れることが、新たな生産性を産み、将来的に困難を切り拓く精神力となって彼に訪れる未来の希望になるのです。

金運のライン2-13-8、借金の為に、苦しい金運です。でも、2室に出る「悪魔」はその『束縛』という象意から、蓄財運がある　と読むべきものでもあります。13室「力」で結ばれているのですから、彼には借金を飲み込み、蓄財運に助けられながらコツコツと生活を維持してゆけること、その努力を続ける限り、彼の未来には光が待っていることをも暗示しています。

そして、対人関係3-13-9ですが、彼は相手を疑心暗鬼に捉え、壁を作ってしまっている現状が顕されています（3室の「隠者R」はケルティッククロスポジション8とシンクロしています）が、事態は次第に明快になってくることがあるのだと、「月R」が語ります。「隠者」は、水星が支配するカードでもあって、リバースにて示された場合、『調査不足や連絡ミス』という象意が生じ、彼が投資相手に対してきちんと話し合う前に、互いに壁を作ってしまったこともここからわかります。それでも、9室に「月R」なら、投資相手の隠していたことなどが明るみに出たり、投資相手に彼の誠意が通じたりする可能性があることを教えてくれています。もし、司法に訴える余裕があるのなら、早く決着がつくこともあるかもしれません。

自営業は、確かに、いま、彼の経済状況を救うには行き詰っている様子、当てにはできませんが、此方も彼自身の精神力が事態を救う暗示は13室から出ているので、投げやりにならないことが重要です。

なんといっても、彼自身を示すカードは「運命の輪」、アップライトです。

このような状況に置かれているのに、です。

「運命の輪」・・人物像の描かれぬ、ある種神託的な意味合いを持つこのjカード。

彼は、厳しい状況に置かれたいまこそ、カードのメッセージ『人生の目的を明確にせよ』を考えてみるべきなのでしょう。アップライトに顕されたのですから、彼の人生がこれから上向きであることを暗示しているのです。

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