『復縁へ向けて』part5


さて、彼女の近未来~未来に示されたものは「悪魔R」~「マジシャンR」です。

part4で書いたように、彼側からは彼女へ歩み寄ってくる状態が示されていますが、それは最終カード「女教皇」だとするならば、彼女にはわかりにくいはずです。『プラトニックラブ』を示すカードで、『無意識』下の状態をも示しますから。(参照;Ⅱ女教皇 part1 Ⅱ女教皇 part2
恋の場面で「女教皇」をビジュアルとして表現するなら、彼は知らず知らずのうちに彼女を目で追ってばかりいるのに、周囲は『ああ、彼は彼女のことを好きなんだな』とわかってしまっているのに、本人は無自覚というようなシーンでしょうか。

彼女は、未来の流れを作る「フールR」の時期に、彼との距離を縮めかねてその場に足踏みする状況から、彼への『執着から離れ』、この気持ちや状態は彼との『腐れ縁を絶つ』ことかもとさえ考えてしまいそうです。彼が彼女を取り戻そうと少しずつ変化していることを知らないままに!
「悪魔R」はの第一義は『束縛からの解放』であり、その重要なモチーフは『鎖』です。彼女は、彼と戻ることに疲れを感じ始めていましたし(ポジション2;「太陽R」)、彼がいなくとも彼女の環境は平和で友愛に満ちてもいます(ポジション4;「女帝」)。

そして、最終ポジション、メインカードには「マジシャンR」が呼ばれていて、彼女は『自分の心を偽る』ように、彼との復縁という目的から『心変わり』してしまうことを示したように思えます。または、彼と戻らないことがよかったのか悪かったのか『優柔不断』に迷ってしまいそうです。
「マジシャン」がリバースでないならば、「悪魔R」で自分の迷いを断ち切って新しいスタートがきれる、それならば、彼の「女教皇」に気付くことができ、彼との関係は1ステージ上がることも可能性が出ますし、または彼でない方向を目指すこともどちらも選べる状態になるはず・・・・・
このまま時の流れに任せてしまうなら、彼女は彼が復縁の道を歩き始めたことに気付かずに、彼への未練(と彼女は捉えてしまうのでしょう)を断ち切ってしまいそうで、なおそれをしたことを悔やみそうでもあるのです。

彼女は、展開の後に『今は何もできる気がしないので、最終結果の「マジシャンR」になってしまうのも頷けました』と言いました。でも、同時に『アドバイスカードはなんでしたか』とも。

アドバイスカードは「フール」です。このカードが彼女の問題を解決するでしょう。
受け取れるメッセージは『あなたを新たな出発(たびだち)に誘う(いざなう)ものとはなんだろう?』そして、『どうすれば本能の力を活かせるのだろう?』というものであり、この言葉を彼女のケースに当てはめるならば、『彼との未来に新しい可能性を見いだせるか?』『彼との関わり方について、自分をもっと素直にしてみることができるだろうか?』
「フール」から喚起されるイメージを彼女自身に問いかけるならば、その問いに答えようとする中で、彼女はきっと彼女にとっての答えを見出すはずです。

ふたりは、”復縁途中”です。カードを展開したのはちょうど水星逆行の時期で、過去の関係を振り返るには最適でした。彼女にはきっと、後悔のない選択が為されるだろうと信じます。

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