Ⅴ.法皇 の正逆 『今彼か、元彼か』part3


元彼から連絡があって再会したことの捉え方の違いがポジション1に出ています。捉え方;これはそれぞれにとってこの事実がどんなことなのか、という俯瞰的な視点による現状ということでもあります。
元彼のほうは、気楽な気持ちで再会を望み、事実楽しかったこと(「フール」)、彼女のほうは俯瞰的にみてこの再会が彼女にとっての『同じことの繰り返し』であること(「運命の輪R」)。もっといえば、今彼の存在があるゆえにバッドタイミングな再会であったことも。

彼の.心境としては、心の奥に彼自身の疲労により(ポジション4の「力R」もそれを強調)別れている間に彼女には別の男性がいるのではないか、というような嫉妬の感情を持ちながら、それでも『ああ、やっぱり彼女が自分のパートナーに相応しい』との、自分が選んだ相手だ という想いがあるようです。それは『結婚』も意識した感情でもあるのでしょう。元彼は再び彼女と交際するなら結婚を充分視野に入れています。

彼女の深層心理に示された「世界」ですが、これは今彼との展開のなかでも同じ位置に出てきます。では、彼女は元彼にも今彼にも、同じ『このうえない愛情』を持つといえるのでしょうか?
違います。顕在意識、つまりポジション2の2枚のカードのコンビネーションを考えるべきです。

彼女は元彼に対し、このひとがやはり好きだったということに気づきますが慎重です。顕在意識は「デスR」。この1枚をストレートに読めば、『一度終わった相手だけれどまたふたりの可能性が出てきた』;『復縁を望む』という感情です。ただし、逆位置に出ても「デス」は「デス」なのですから、ここで「世界」は『好きだけれどこのひととは今がピークで、これ以上はない』という消極的、或いは否定的な側面を持つことになのです。(彼女自身恐らく把握していないと思われますが)


ここでポジション4に目を向ければ、元彼のほうには「力」が、彼女のほうには「隠者」が双方とも逆位置に示されていて、周囲にこのふたりの関係性を応援する運気がマイナスであることをまず感じます。
元彼は、ビジネス面なのか人間関係的なことか、周囲へ感情的になるか巻かれてしまうかのような状態に置かれていることが示されています。
彼女には、元彼と関係性を深めようとするには、占日時時点で周囲から受け入れられないことがあるか、孤独になりながらも彼女との関係性を模索している人(今彼ですね)がいることが示されています。

そして、part2に書いた未来の流れが予想されるわけです。

再び、To be continued・・・です。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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