カードリーディングレッスン

『タロットカードを自分で読めるようになる』を目的に、個人授業をさせていただくことになりました。
教材を準備するうちに過去の自分のためのレッスンにおいて、象意を細かく書き出したものが出てきました。現行の電話鑑定では、カードの象意を書き出すことは流石にしませんが、カードの呼応関係や注目すべきカードにマーキングなどで鑑定用紙は写真のようになることも多いです。

私がタロットカードリーディングにおいて、最もお伝えしたいことは『カードリーディングとは目には見えていない事柄を引き出すことによって未来をよりよいものに変える手段である』ということです。そして、『現状を示すカードが未来のカードを呼んでいる』ということです。更に、『現状を示すカードは個々のポジションに在りながら関わり合っている』ということです。

カードリーディングは、カードを動画にして読むべきものなのです。
カードには吉凶を示す言葉が書かれてはいませんから、単純にyes/no を求めようとすると読めないということになりがちです。

描かれているものは、絵です。肖像画です。リーディング初期段階では、そういう人物が現れる と解釈しがちですが、カードに描かれているものは『概念』です。言葉では説明しにくい概念が顕されています。この概念を掴むことこそ、何より大切です。その概念を、占的(=占いの命題)に沿ってどう表現するのかというスタンスでカードリーディングが成り立ちます。私が占的をいただいてまずすることは、スプレッド(=カード展開)全体のイメージを掴むことです。そして、カードどうしがどう繋がっているのか、関わっているのか、動画化して読んでいきます。

私が繰っているとはいえ、占的の中心である質問者が選んだカードです。例え、占断としてはそう在りたい未来であってもなくてもそれは、「このままの状態で進めば」という但し書き付きです。だからこそ、現状を受け入れ現状を操作することで未来に在る可能性に強弱がつけられます。ここで、タロットカードリーディングは、よりよい未来へ行ける手段となるのです。

さて、カードの象意(=意味)については沢山の解説書が出ていますし、デッキにも付録としてついてきます。勿論カードの象意を理解することは必須ですが、解説書の中の言葉「意味」を選ぼうとするよりも、ここになぜこのカードが選ばれて在るのか? ということを考えながらカードが暗示する状態を占的に沿って理解することが大切です。カードが象徴する事柄から大きく外れない限り、自由な表現でいいのです。

また、前述したように、個々のカードの相互関係も頭に入れておく必要があります。そこで、カードを動画として捉える読み方ができるようにレッスンを重ねます。

少し固い表現になりましたが、カードリーディングに興味を持ってくださる方との出会いに感謝して、これからの時間をとても楽しみにしながら、自分の成長を賭けたチャレンジだと引き締まる思いでいます。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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