職場復帰part2・・前占から流れる現状とキーカード

展開前のワンオラクル「戦車R」

ポジション1(現状)「デス」
ポジション2(当面の障害・キーカード)「運命の輪R」
ポジション3(どこまで到達し得るか)「隠者R」
ポジション4(潜在的な事柄)「タワー」
ポジション5(過去)「力」
ポジション6(時間軸に拠る未来)「月」
ポジション7(質問者自身)「世界」
ポジション8(質問者の環境)「節制R」
ポジション9(質問者の能力)「マジシャン」
ポジション10(最終結果;占的への答え)「恋人」

今回の記事は、ケルト十字の読み解き方という観点からアプローチしていきたいと思います。

同じことを時期をずらして占う場合、前占を1枚のカードとして捉えるべきです。
今回の場合、前占でいちばん重要と思われるカードは「戦車R」といえます。

ワンオラクル;「戦車逆」は、前回占の根底のカード;ポジション4に出ておりました。
『動きすぎたことが原因で』ポジション8;「悪魔」;『病状悪化』となってしまったけれどポジション10;「法皇」;『会社側は彼女への理解を示した』という流れです。

さて、現状「デス」。彼女がご自身に背水の陣を敷いたことを顕しているものと思われます。
会社復帰はならなかったことを『停止』を意味する「デス」が顕し、更に『一切か無か』といった、彼女の決意を示すカードになっています。
一方で、「デス」は、アップライトで『死と再生』を意味するものではあるのですから、彼は占的(=6月に職場復帰すること)に対し、「デス」で顕された現状を嘆くことはありません。

キーカードには「運命の輪R」。当面の障害を意味するこのポジションに、彼女が職場復帰のタイミングを逃したことそのものを指したカードですが、同時に『悪いことの繰り返しにならないように』・・ここにカードからの警告が出ています。今回のケースではつまり、前占で問題となった「戦車R」を再び繰り返すことのないよう十分注意すべきです。

そしてこの「運命の輪」は、肖像画である大アルカナのなかで、人物像の描かれていないものです。つまり、人為的なものが介在しないことをも意味するカードです。彼女が動きすぎてしまったのは、

キーカードは、全てのカードに重ねて考えるべきものです。
ポジション8;「節制R」;『不摂生』『生活の不手際』を合わせると、症状が良化してきている彼女は、日常のことが気になって動きすぎてしまう危険性を頭に入れておくべきでしょう。

このように、キーカードに「運命の輪R」が示されているのですから、自分自身の姿勢、感情、取り巻く環境に5月に職場復帰できなかったことの要因となった繰り返しをしていないか、常に振り返る姿勢が大切です。平たく言えば、日常生活に気になることがあったとしても、優先すべきは体調管理だということです。



李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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