上司との関係性part4・・彼の決意と迷い

＊今回のケースは、リーディングレッスンで、生徒さんが展開したものです。

mさま　占日時　2015/04/03

---a table of contents ---

上司との関係性part1・・占断データ

上司との関係性part2・・彼の状態と心境

上司との関係性part3・・院長の仮面と実

上司との関係性part4・・彼の決意と迷い

占断データ

ポジション1　ふたりの現状；「力」と「太陽」
ポジション2　質問者の心理状態；「運命の輪R」と「悪魔」
ポジション3　相手の本心；「月」と「法皇R」
ポジション4　現状に関わる周囲の要素；「隠者R」と「星」

ポジション5　キーカード、直近に起こり得る出来事；未来に繋がるきっかけ；「女教皇」
ポジション6　近未来；「フールR」と「デス」
ポジション7　未来；「審判」と「節制」

ポジション5から、未来の流れがつくられます。

恋愛関係ではないので、未来のカードは質問者寄りになっているはず、今回のケースもすべての未来のカードは質問者の為に選ばれてきています。

すぐ起こってきそうなことに「女教皇」。『知性』『物静かな解決』・・精神世界の繁栄を意味するこのカードは、彼がこの職場に居て心の在りかたを探り決定していく過程が示されたのではないかと思います。

続くポジションには「フールR」と「デス」です。ここは両方とも彼のカードとして読みます。メインカード＋サブカードの図式で、つまり　彼は病院を辞めることを迷う状態　だと考えます。

「フール」は”旅人のカード”。あれこれ考える前に跳んでしまおう！という背中を押してくれるカード、『移動する・旅行』に関わるものでもあり、私は転職にはベストカードとする1枚です。

ただし、この”旅人”は、崖の上に立っていて足元には注意を促す犬が描かれています。この「フール」に含まれる意味には”冒険に向かおう、ただし気をつけないと愚かしいことにもなる”・・・

基本的にアップライトに示されてプラスイメージですが、続くカードで、この旅人が無謀だったのか勇敢だったのかが決まります。もちろん、前のカードも大切で、この場合「女教皇」に続くものだからこそ、リバースに示されたのです。

彼は辞めることがとるべき道だと察知するものの、具体性が希薄なゆえに、思い切った行動をすぐにはとらないのでしょう。

でも、この「フールR」がこの展開に於いて決してマイナスカードになっていないことが、最終ポジションをみるとわかります。

次回、最終回です。

---a table of contents ---

上司との関係性part1・・占断データ

上司との関係性part2・・彼の状態と心境

上司との関係性part3・・院長の仮面と実

上司との関係性part4・・彼の決意と迷い