野鳥の森/春を探して
ここでも幾度か書いていますが、私は小動物園で飼育の仕事をしていました。
先日、ハ〇くんが私にも声をかけてくれたOB会。懐かしい面々に会って楽しい時間でした。
あのころ、20代前半だった先輩たちも、アラサーとなり、見違えるほど大人になっていました。
それでもハートはあのころのまま、動物たちに優しい素敵なひとたちです。
(パパやママになっている人も・・・ああ、私にも同じ時間が流れていますねぇ)
鳥たちにも会いたくなって出かけました。
驚いたのは、数羽しかいなかったキンカチョウが増えて、立木に鈴なりになっています。
雀よりも一回り小ぶりな、愛らしい野鳥で、雄には胸に縞模様があるのが特徴です。
その声はみゃーみゃーとかぷーぷーと表現されることもある、小さくて愛らしいもので、
耳に心地よい囀りを交わしていました。
こちらはアカオクロオウムのアオベエです。
彼は人工飼育で自分を人間と思っている節があり、
私が飼育小屋に入ると、飛んできて頭に乗るは、腕を伝い歩くは、更には私の腕にからだをこすりつけるという・・・まあ、多分になめられていたとは思うものの、私も特別な思い入れのあるコです。
ケージ越しに名前を呼べば、やっぱりすぐに飛んできて、さんざん遊んでくれました。
10年近く経っていますから、いなくなってしまったコもそれはいるのですが
(ズグロトサカゲリのペーターが剥製になってしまっていて悲しかった)
(おばあさんで飛ばない、早足に歩くキンバトもいなくなってしまっていました)
(長くひらひらした尾が美しいテンニョインコを見つけられませんでしたし)、
それでも増えた鳥も多く、バードケージは賑やかで、
鮮やかな羽根を持つナナクサインコ。
私が居た頃、二世代で暮らしていましたけれど、このコは誰なのかまでは区別がつきませんでした。
こちらはキンショウジョウインコの雌のほうだと思います。
ブロンズトキも、2羽の番いだけだったのですが、繁殖に成功したとのことで、増えています。
その名の通り、光の具合でブロンズに輝く翼が見事でした。
野鳥の森 は、こんなふうになっていて☟
オウム舎、カワセミ舎、ヨタカ舎のほか、幾つかのケージを大きなケージで囲ってあり、
小鳥たちはその中で放し飼いです。
主に歩いている(笑)イシチドリなどにも出会えます。
鳥の囀りは、春が来ていることを教えてくれました。
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