やまない雨はない


夕闇の中、ほわりと浮かぶ夕顔の白さが眩しくて、また涙が頬を伝う。
夕顔は輪郭をなくして白い闇になる。
 
人は、そんなに悪意に満ちてなどいない。
 
それに気づかないほど、孤独のなかに沈んでゆく。
 
誰も、無闇に人を傷つけはしない。
 
それなのに、突き刺さった棘を数えてしまう。
 
人は、それほど弱くはない。
やまない雨はない。
明けない夜はない。
とまらない涙も、ない。
 
明日・・・いや3日後にはきっと涙は乾く。
一週間後には顔をあげて歩きだすよ。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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