アルバイトを始める場合にpart3・・彼女の意識と能力

過去に、「太陽」が出ています。彼女に事情を聴けば、この本業には就きたくて就いた職種だということがわかりました。『合格』をも意味する「太陽」、彼女はこの仕事に就いて『幸福』な状態だったのですね。
 
ところが、時間軸で続くカードに「吊るし人」。part2でも触れましたが、現実にシフトを減らされてしまって、『事実上選択肢がない』状況に置かれているのです。
 
根底のカードであり彼女の深層心理を顕すポジション4には「恋人R」、ビジネス面においての解釈は『不似合な職業』ということになります。が、彼女が本業を自分にとって不似合な職業と考えているから出されたものではないはず。
 
顕在意識とも捉えられるポジション3には「女教皇」が選ばれ、彼女の本業への真面目な姿勢が示されています。
 
ここは、「恋人」が、二つ以上のことを同時進行するのが得意でその本質でもある、双子座のカードであるということを考慮して、
更にキーカードである「タワーR」、彼女が大きくその意識やスタンスを変えることに恐れを抱いている様子をこれが示している と解釈できることを加味すれば、
 
彼女が、自身がWワークをしてのけることに不安を抱いていることが浮かびあがってきます。
また、「恋人」は、ロマンスのカードであると同時に選択のカードでもあります。
(恋をすることは選ぶことだからです)
根底のカード「恋人R」は、彼女がすぐ思い当たる障害として、自身の健康不安を強く感じているともいえます。
 
また、キーカードの「タワーR」には『大変なことは通りこしているけれど油断しないで』というメッセージが込められています。ここで、ヒアリングした彼女の事情;健康面で不安があることを照応させれば、彼女はWワークにあたって、充分に健康に留意しなければなりません。
 
さて、そこで彼女の能力を示すポジション9;「マジシャンR」。他の実占例でも述べてきたことですが、
「マジシャン」は始まりの暗示、ですが始めなければ始まらないという意味も含まれます。
これがリバースで出てくれば、『始める前に迷う』ということになり、「マジシャンR」の持つ象意;『ごまかし』と繋がります。
 
彼女は、健康面でも不安を抱えているものの、同時に今経済状況を好転させるべく決断を迫られている局面です。これらのカードを総合すれば、
彼女に始めるなら始められるスキルも知識も備わっているのだから、健康面に充分に配慮して踏み出して!という、カードのエールが込められているように思います。
 
なぜなら、アンサーカードは、「世界」だからです。彼女がこれらの不安要素を顕すカードをもっていたところで、大丈夫、彼女にとってすべてが丸くおさまる ことを意味していると捉えられるからです。
 
次回、触れてこなかったカードについて述べます。
 
展開前のワンオラクル 「女教皇」
ポジション1(現状)「吊るし人R」
ポジション2(当面の障害・キーカード)「タワーR」
ポジション3(どこまで到達し得るか/可能性の未来)「女教皇」
ポジション4(潜在的な事柄)「恋人R」
ポジション5(過去)「太陽」
ポジション6(時間軸に拠る未来)「女帝R」
ポジション7(質問者自身)「裁判の女神R」
ポジション8(質問者の環境/彼の状態)「デス」
ポジション9(質問者の能力)「マジシャンR」
ポジション10(最終結果;占的への答え)「世界」
 
 
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