彼との可能性は?part5・・彼女へ・・

ポジション5;「女帝」は、女性の輝きが増すカードです。
同時にとても現実的なカードでもあり、また母なるカードであるところから『大いなる受容性』を第一義とします。
 
彼女はここしばらくは、彼から連絡が得られないことも受け止めるのでしょう。
そのとき彼女自身の魅力が増した状態であることをも、カードは教えてくれています。
 
続くカードは「隠者R」+「女教皇R」・・・ふたりとも、落ち込みやすい状態が同時にやってくる様子ですね。
 
彼のほうは、彼女はもう自分が連絡しなくても平気なんだな、という状態と捉えれば、「女帝」から続くカードとして「女教皇R」(男性が持つと『女性不信』のような場合が多いです)は自然に流れるものですが、
彼女の「隠者R」;『孤独感が増す状態』は、「女帝」に続くものとしては、いきなりの状態変化のようにも思えます。彼女自身の女性的魅力が増しているために、彼女の自覚なく彼にも他に女性が?などと疑ってしまうのかもしれませんね。
 
最終ポジションには「恋人」+「裁判の女神R」です。「恋人」が例えば「マジシャン」とのコンビネーションならば、彼らは互いにもう可能性はないかなと捉えたあと、彼が思いきることができて彼女に連絡をするために、ふたりが”会える”(「恋人」の絵は男女がface to faceで見つめ合っている」)だろうととるのですが、
サブカードは『不釣り合い』という意のある「裁判の女神R」です。
 
これは鳥の目でふたりを客観的にみた状態をカードがあらわしている という基本に戻って、
きっかけを失ったことから、結果的に彼女にずっと連絡を取らないのだろう彼は、最早彼女に相応しくはなく、彼女には『新しい愛の可能性』が開けているのだ
ということを顕したものなのではないかと思います。
 
彼女が彼の他に『仲間』や『コミュニケーション』を始めるだろう というのが占断になりますが、
もし、現時点で彼女がこの”予想”を受け入れがたく感じられるならば、
彼はきっかけを失って連絡したいのに連絡してこないのだな、と受け止めていただく必要があります。そして、自らがとまっていないか(=「デス」)を振り返り、彼女から彼にアクションを起こせば、この流れを崩すでしょう。
 
展開前のワンオラクル「吊るし人R」
ポジション1 ふたりの現状;「デス」と「皇帝」
ポジション2 質問者の心理状態;「節制」と「世界」
ポジション3 相手の本心;「運命の輪R」と「フールR」
ポジション4 現状に関わる周囲の要素;「マジシャンR」と「吊るし人R」
ポジション5 キーカード、直近に起こり得る出来事;未来に繋がるきっかけ;「女帝」
ポジション6 近未来;「隠者R」と「女教皇R」
ポジション7 未来;「恋人」と「裁判の女神R」
 
---a table of contents ---
 
 

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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