ウチのタント


伊坂幸太郎 ガソリン生活
読了です。
 
車が会話する世界のお話。
聡明な大人びた小学生の次男、
良夫というその名の通り、グッドマンであるお人好し?な長男。
高校生の長女、まどか。
夫を早くに亡くし、子ども3人を育てる郁子。
 
物語は、望月家の愛車、緑のデミオの視点から語られる。
 
様々なエピソードが物語が進むにつれて見事に回収されてゆくのは、
いつもの伊坂ワールド。
 
車輪の数が知性を示すということで、
列車をリスペクトし、会話にならない自転車にも声をかけてみる緑デミ。
 
クルマにはそれぞれ個性があって、持主贔屓になるところもなんだか微笑ましい。
また、廃車をおそれ、人間次第の走行をしなければならないところのジレンマも。
 
車が会話する
という、その設定が面白くて、なにか愛らしくて。
 
さてさて、ウチのタント…パープルタントかな…も洗車したげよう。
 
 
 
 
 

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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