Ⅵ.恋人(リバース)/カード徒然

恋をすることは選ぶこと・・・ロマンスのカードであると同時に、『選択』を意味するカードです。


カードリーディングは、カードに描かれた「絵」を読んでいくことです。男性と女性がそれぞれの道を歩いてきて、その道が交差するところで出会った、その場面が描かれています。この絵の中の男性と女性は、それぞれの視点で目を見かわし手を握っていますが、ふたりの頭上には矢を放った天使がありますね。天使がふたりを導いたと、天使によって引き合わされたふたりとも見えます。


リバースになると、この道はYの字となり、天使(=インスピレーション)は下におかれます。


『どちらに行くべきか』迷う状態を象徴します。


また、リバースで『三角関係』を顕し、この三角関係は何もロマンスのことに限りません。「恋人」は、水星が支配するコミュニケーションと密接にかかわるカードですから、この『三角関係』というイメージは『情報の錯綜』『他人の干渉』を示すことにもなります。


リバースのカードが示されたときは、かかる問題に於いてそのカードの象意がうまく(有効に)用いられていませんよ、という警告ですから、この場合「恋人」が顕すことを、その問題を乗り越えるために用いていくことがその場の打開策です。


具体的には・・・『インスピレーション』を大切に、他人の意見(それは名前のつけられないネットの中の情報だったりします)に振り回されないよう注意して、相手のいる問題ならば相手との『コミュニケーション』をとろうとする姿勢を持つことがいいのではないか、という解釈です。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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