SOSの猿
買ったまま、いわゆる積ん読になっていた「SOSの猿」、なんとなくタイミングが合わなかった。
先日、読む本がなくなって、あ、これ読んでなかったと手に取った。ちょっと久しぶりの伊坂幸太郎、やっぱり好きだった。一気に読んだ。
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伏線とその回収が見事!な伊坂作品のなかで異色と言われるもののひとつ、作風を変えていると言われるもののひとつらしいのですが、久しぶりだったこともあってなのか、私は楽しめました。読後感など読んでみると、ストーリーのなかで『猿の話』とされる妄想?虚構?部分が言ってみれば落ち着かないのかもしれません。辻褄が合わない個所もありますし。私はそこのところをまるっというかなんとなくというか受け入れちゃえていたのです。
この後、伊坂幸太郎のまさにエンターテインメント小説!と書評にあった、「マリアビートル」も一気に読了、今頃ですけどこれってブラッドピットが天道虫で映画化されるんですね。へぇぇ。興味あります。読んでいるはずの「グラスホッパー」と「AX」を読み直そうと思いました。
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心理学の要素も出てきていて、ユングのタイプ論のところで、ふと自分はどうなんだろうと検索したら診断チャートを見つけた。
「内向直視タイプ」だった。解説に占い師などに多いとあって、そっか、占い師になりたかったのもなっているのも、自分の核が求めたものなんだな、と思った。
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