三人家族になってpart5・・彼女へ

リーディングケースにご応募いただいたものです。

マユミさま 占日時2020/12/12

ここで、マユミさんと彼の全体運を並べてみます。


家庭運にマユミさんは「太陽」、彼は「星」が出ています。「太陽」は子どものカードで、マユミさんが日々お子さまを慈しみお子さまを中心にして過ごしている、それが幸福である状態を示します。「星」は、希望と夢を顕す未来を見つめるカードです。子どもは未来を担う存在ですから、ここからつながって教育者や男性も持ち得る『次世代への母性』を意味します。


どちらもその過程において赤ちゃんを中心に据えて幸福なのですが、マユミさんの持つカードが現実の幸福に対し、彼の持つカードは未来への展望という違いを持っています。どちらかがどちらかの要素がないわけではありませんが、彼の方が未来まで見渡すところに注目しているという感じです。ただ、「星」は地上にいる我々から手が届きませんから、『遠いビジョン』でもあります。ビジョンまでのプロセスの構築が充分でないままですと、絵に描いた餅といいますか、『理想的すぎ』て少々現実離れして見えてしまうこともあります。


マユミさんは今の居住地も今の生活の大切なファクターですが、彼はその現実感が少し薄いのかもしれません。彼が今の居住地が嫌というのではなく家族のためにも転職して・・と考えているのはそうなのですが、先の見通し、先すぎる『理想』、アウトラインばかりを言うのではなく、マユミさんの不安を取り去るべく、彼が日常的に家事育児も積極的に手伝う姿勢を見せるべきなのかもしれませんね。


ラブスプレッドに戻ります。


キーカードは「月R」、「月」は人物像のないカードで、『夜の闇』を象徴します。真っ暗闇で先が見えない状態を指しています。逆になると『夜明け』の状態を示します。人物像がない・・明けない夜はないですから、「月」はアップライトだったとしてもそのメッセージは“『時を待て』・・もうすぐはっきりと見えてくることがあるから“ というものです。それがリバースなのですから、既に朝は近いということです。「月」は『ミステリー』を顕すカード、ものごとの輪郭がはっきりしないときに示されます。アップライトならばその渦中であり、リバースですと『闇から抜け出す状態』にあることを意味するのです。


マユミさんは「月」の象意でもある、『不安』を抱えていて、それはどこへ行くのかもまだはっきりと定まっていないからなのですが、彼の転職問題ももう少し時間が経てば、輪郭以上のことが見えてきそうだと、このカードが告げています。


さて、未来予想です。このままだとどうなりそうか、ということに過ぎないので、ネガティブな今回のような場合はそれを避ける選択をしていただくと、この占いを“外す”方向へ舵を切ってほしいと思います。ポジション6;「吊るし人R」+「悪魔」が顕すのは、ポジション5の「月R」を受け止めて静かに状況の変化を見定めようとする姿勢をとれないがために出てくる状況のようですね。


マユミさんは「吊るし人R」・・ここを動くのかどこへ行くのかはっきり決まっていかないので『宙ぶらりん』な状態に『うんざり』し始めてしまいそうです。彼は彼で、「悪魔」が意味する『野心』があってそれゆえ転職も叶えたいのですが、やはり「悪魔」が意味する『束縛』や『自己重責』、『背負わされる』といった象意から読んで、現職場を簡単には『辞められない』状態になっていってしまいそうなのです。

最終ポジションは「マジシャンR」と「節制R」ですね。

「マジシャンR」は『嘘/ごまかし』、『言いたいことが言えない』状態を指して出てくるものです。「節制R」は『日常のルーティンが崩れる』『体調管理の悪化』を意味します。ここで占的となっている、人間関係で読めば、「マジシャンR」は『コミュニケーションうまくとれない』状態を指し、「節制R」は『周囲に気を配れず気が利かない』、『相手を振り回す』という象意をとるのが妥当です。

現段階で彼の転職ははっきり決まっていない案件ですが、彼は少し『理想』を追いかけすぎているようで、『遠いビジョン』までの梯子をうまくかけられていないようです。この先現職が多忙になったり、彼の存在感ゆえに引き止められたりなどで、簡単には辞められない公算が強く出ています。マユミさんは今は赤ちゃんのいる生活に充分慣れていないところもあるため、環境の変化を心配しているのですが、当面その方向性が決まらないままに彼に振り回されるような感覚を憶えてしまいそうなのです。そして、仕事の疲れゆえでしょう、育児で違うしんどさもあるマユミさんに配慮を欠く彼に、マユミさんはうまくコミュニケーションがとれない状態になりそうなのです。


ここで、こうならないようにするためにキーカード「月R」に立ち戻りましょう!今の不明点は『徐々にわかってくるはず』なので、今は彼に話を合わせつつ、彼を急かさず、丁寧な日々を送るよう意識しましょう。星回りから言っても、たとえ彼の転職が決まって引っ越しをすることになったとしても、それは星の応援によって、マユミさんは新しい環境での新しい生活をちゃんと始められそうなのですから。


李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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