三人家族になってpart3・・彼が持つカード
リーディングケースにご応募いただいたものです。
マユミさま 占日時2020/12/12
では、カードを読んでいきましょう。
最初にひいた、インスピレーションカードは「フールR」ですね。「フール」は、Ⅰ番の「マジシャン」からタロットカードの旅が始まりⅩⅩⅠ番の「世界」で終わる、22枚目に置かれる”世界の外側”のカードであり、『新しい世界に飛び立つジャンパー』、『旅人』のカードです。そのイメージから『移動/異動』を伴う、転職/求職/引っ越しにベストカードです。これは、物理的移動ばかりではなく、魂の移動も含んでいます。
『あれこれ考えずに跳んでしまえ!』・・『きっと新しい冒険を始められるから』というメッセージが放たれるものです。背中を押してくれるカードです。これがリバースで『前にも後にも進めない』状態、こわごわと石橋を叩いて渡らない状態を指し、『おろおろする』という象意を持ちます。不安定なカードです。彼は転職の方向性ではあるものの、具体的内容がまだ決まっていないので、それを受けてマユミさんが『どうしたらいいのかわからない』という状態にあることを示したものでしょう。
ここで、スプレッドにおける彼の持つカードをみていきましょう。彼の状態としてポジション1;「審判」、彼の状況としてポジション4;「皇帝」、ポジション3の2枚;彼の顕在意識に「裁判の女神」と深層心理に「法皇」ですね。
「皇帝」は『夫/オンリーワンの彼氏』を示すカードです。リーダーのカードですから家のリーダー、家の長、夫、ということであり、また『リーダー的ポジション』をも顕しますから彼が『経済基盤』を担う『しっかりしたビジネスマン』であることも示していますし、それは転職に大きなアドバンテージを持っていることをも示しています。
彼の状態としての「審判」。墓が描かれている、『永遠の約束』を誓うカードです。”ずっと一緒に行こうね”という意味で、『家族の絆』を顕します。『ルーツ』を示すカードでもありますから、彼がマユミさんとbabyと自分とをひとつの硬い絆で結ばれていると捉えているのです。また、『長い春にピリオド』という象意を持つのですが、なるほど、彼はマユミさんよりも少し年上ですものね。
ここまででも、大変に頼りがいのある彼なのだということがわかります。
そして、彼の現状でのスタンスが、『家族と一緒にいたい、家族とは一緒に過ごすものである、それは愛ゆえに』というものだということもここからわかります。彼の気持ちもまた、この結婚とbaby誕生をもって家族になった喜びに溢れ、その責任感をひしと感じておられると読めます。
「法皇」も「裁判の女神」も社会性を持つカードです。「裁判の女神」は結婚のカードのうちの1枚ですし『ルール』をその象意として持ちます。「法皇」はセレモニーを意味するものでもあり、”親”のカードでもあります。少々『堅苦しい』までに、ご自身の責任を感じているのかもしれません。「裁判の女神」は、天秤座と関わるもので、彼が自分の持つ天秤の片方にマユミさんを乗せてバランスがとれる、自分とぴったり釣り合うベストパートナーだと思っているのです。もっと言えば、天秤座さんは見栄っ張りさんが多かったりする、そんなイメージからマユミさんを『皆に見せびらかしたい』くらいに自慢でもあるでしょう。このカードは『プライド』と関わります。彼はマユミさんが誇らしいのです。赤ちゃんを無事に出産されたこともその誇らしさを強くされたのでしょうね。
「法皇」は『慈愛』のカード、babyとマユミさんを『慈しみ』『導き手』となるべく、『穏やかなやさしさ』と『誠実さ』で、愛しています。彼は、転職することも含めてよりよい環境をマユミさんと赤ちゃんに用意したいと誓っています。「法皇」がリバースなら、よかれと思って『押し付ける』、『独善』のイメージも出てしまいますが、今回しっかりアップライトですし、ポジション1に「審判」も出ているところから、彼のスタンスは、自分の見栄やステイタス(「裁判の女神」や「法皇」の象意に通じます)より『家族最優先』で行くつもりであるといえます。
0コメント