婚活がストレスpart5・・カードのメッセージ

リーディングケースにご応募いただいたものです。

ゆきまるさま 占日時2020/10/20

全体運をみていきます。ホロスコープスプレッドから出会い/恋愛/結婚をみる場合、抑えておくべき部屋、ポジションがあります。結婚運に恵まれるときのカードの出方として、女性の場合は姓が変わることも多いことから社会的立場をカバーする10室に結婚のカードいずれかが出ます。男性の場合は家庭運をカバーする4室に出ます。また、恋愛運をカバーする5室と、セックス運/愛情運をカバーする8室も鑑みる必要があります。また、配偶者/パートナーを示すポジションは7室です。


これを踏まえてゆきまるさんの展開をみていきますと、4室に結婚のカードたる「裁判の女神」が出ていますね。ゆきまるさんは女性ですが、男性並に社会で活躍してきている場合、このポジションに出る結婚のカードから結婚運を持っていると解釈します。タロットカードが古く男性社会のときにできているものであるためです。


ここで「裁判の女神」は経済的に安定を意味することもあり、ゆきまるさんが夫たる男性に生活の基盤を担ってもらわずとも充分に自立していることを顕しています。ただ、現代社会でありながら結婚という場合どうしても男性性が表に立ってしまう部分があります。 格差婚にならない相手を選ぶことを 頭の隅にで構わないので置いておいてください。


8室に「女帝」ですね。セックス、愛情運を意味するこの部屋に『愛あるセックス』を意味するこのカードです。そして、母親のカードでもあり、ここを見れば、愛女優ンに恵まれていて結婚してbabyが授かる可能性も大きく出ていると言えるのです。


パートナーを示す7室に「星」。春夏秋冬スプレッドで相手の象意として出てきたカードでもあり、まだ見ぬお相手ながらきっと波長や感受性がよく合う相手であることを顕しています。『理想の相手』を示すカードです。はい、現時点で理想の相手と巡り会える運気はしっかりと出ております。ただ、地上にいる我々から「星」は手が届かぬ場所に輝きますから遠距離恋愛にベストカードになる・・今の時点では互いに手の届かない場所にいるのです。つまりこれから会うお相手なのです。であれば、その時を楽しみにしつつ『星』まで続く階段を登っていこうとすること(具体的には婚活を緩急つけても続けること)が今の課題なのですが・・人間そうポジティブにばかりいられませんよね。


恋愛運を顕す5室には「吊るし人R」です。『報われない徒労感』を意味していて、頑張ったけれども筋書き通りにはいかなくてコップの水が溢れてしまうような、そんな状態のときに出てきます。頑張って取り組んできたけれど(「吊るし人」は『試練を耐える』という象意があるので、リバースでもこのカードが出れば、前提として頑張ったということはあるのです)もういやになっちゃったな・・とものごとを手放す、そんなイメージです。このカードに描かれた吊られている男は、アップライトの場合じっとしていますが、リバースになるともがいて逃れようとします。すると縛られた足はきつく締まっていく・・問題と向き合わないことは結果的に問題を先送りにしている ということを顕します。


ゆきまるさんが悪いわけではなく、婚活で今まで出会った方に恵まれなかったという要素ももちろんあるのですから、仕方がないともいえます。ただ、全体運に浮かぶ結婚運を阻害する要素にほかなりません。


テーマカードは「隠者R」ですね。大変哲学的なカードで、精神性の高さを持つ”孤独”のカードです。『聡明』な方がよく持つカードでもあります。アップライトならば、孤独でも寂しいとかいじけてしまうといったネガティブな面ではなく、『自分のスタイル』を持っていてひとと自分を比べないでいられる、一人遊びができる状態を示すものです。リバースになると、『考えすぎる』という意味が生じます。『心配性/苦労性』を顕していて、『まだ起こっていないことを想定して心配する』というような状態です。


また、アップライトの象意であるところの『緻密さ』『細部によく気がつく』をうまく用いれず『相手の欠点を探す(気づいてしまう)』という状態になってしまいます。『自責/他責』 を示すものになり、『どうせ私なんか・・』というような『シニカル』さを示し、『孤独さをネガティブに捉える』ので、自分と他人の間に壁を作ってしまうかのようです。


ホロスコープスプレッドにあらわれているように、今までの婚活相手にはこれという方がいなかったのです。だからといって、この先にも現れないのだということにはならないのですが、今ゆきまるさんは前を向いて次へ行こう!というには、疲れてしまいました。


が、一方で結婚運も上がりつつありますし、もちろんその時期の結婚を意識して動く必要はありますが、 このまま時間が経過しても2023年春には結婚運が上昇するとカードが予想しています。結婚期を引き寄せるには、婚活において出会う相手のマイナス面にフォーカスしやすい状態にあるのかもと意識していただき、先へ先へ心配したり自分に自信が持てなかったりといったマイナス感情が起こったときには『これを考えても答えは出ない』と、その時先の心配を考えることをやめましょう。


ここで、ゆきまるさんのご依頼文に戻りますと、

>良いご縁がなくストレスを感じ続ける日々に参っており結婚の可能性がないのであれば婚活を止めて、好きな事をする時間にあて充実させるのが妥当ではないかと考えはじめました。

とあります。結婚の可能性がないなんてことは断じてありません。結婚に向かって努力をすればきっと叶うはずと、カードはその時期を教えてくれています。ただ、今現在ストレスを抱えてお辛い様子でもあり、今少しご自身の趣味、好きな事を優先する時間を持ってもいいのではないかと思いますよ。


リバースのカードはアップライトにしようとすることがこの場の打開策でもあります。「隠者」のアップライトは、『ひとり遊びができる』『(頑固ではない)マイスタイル』という状態を指します。もちろん他人を排斥しないけれど、おもねりもしませんし、みんなと一緒でない自分の部分にもきちんと誇りを持つ状態のことです。大げさな言い方になるかもしれませんが、ひとりでも歩いていけるけれどふたりで歩くならより・・として結婚をするなら、それは大人の結婚のひとつの理想の形にもなるのではないでしょうか。

李々佳・・縷々綿々

占い師:李々佳のあれこれ雑記・・・ どこへいくかわからない散漫な話ですが、目に留めていただけたら嬉しいです。 「リーディングケース」では今までの実占例をご覧になれます。

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